2173博展IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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博展(2173 大証ヘラクレス)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:サービス業

見た目の業績は良いのだが、説明不足の感がある
 業績の伸び率、特に利益の対前年増加率は高く、成長性は認められる。ただ、業績の拡大に関しては、どうやって伸ばしているのか説得力のある説明はされておらず、足元の成長性をそのまま信じて良いのか、微妙な印象を受ける。

 想定されている公募価格自体は、08.3期業績予想ベースでのPERが約10倍程度となり、同業他社のPER水準が15-20倍になっていることを考慮すると、安心感のある価格設定にはなっている。しかし、上記の点で不透明感があることと、ストックオプションの希薄化効果も考慮する必要があり、公募価格以上に買い進めることにはリスクがあると想定する。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 06/3 07/3 07/9中 08/3予
売上高(百万円)
2,686
18.0%
3,169

1,542
5.4%
3,340
営業利益(百万円)
108
114.4%
231

127
42.6%
330
経常利益(百万円)
103
125.2%
232

122
20.9%
280
当期利益(百万円)
66
82.5%
120

74
32.8%
159
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,297
256
1,735
377
1,540
427
--
--
株主資本比率(%) 19.7% 21.7% 27.7% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
7.9%
25.6%
13.3%
31.7%
7.9%
17.2%
--
--
発行済株式数 17.508 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
3,746
14,628
6,837
21,553
4,207
24,403
9,082
--
配当(円/株) -- 1,800 -- 2,000

事業概要
展示会、イベント、映像等の企画・制作等
 博展は、企業や団体の広告活動・販売促進活動に伴う、情報伝達を目的とした各種イベント・マーケティングツールの企画・制作・運営を主たる業務としている。マーケティング活動で発生する、広告・販売促進・製品を通した企業とユーザーの接点の企画、デザイン、演出、構成、制作、実施を行っている。

 具体的には、東京ビッグサイトや幕張メッセなどを中心に開催されている展示会や、企業ブースへの集客プランの立案やイベントディスプレイの企画制作、そこで使用される各種販売促進ツールの企画制作、イベントステージの演出、構成、運営などを取り扱っている。

 更に、顧客の企業広告や製品広告を目的にしたグラフィックデザインやTVCMなど映像の制作、ブランド構築に関連したロゴデザイン、キャッチコピーの制作、ウエブデザイン、ブランド発信のための企業ショールーム、アンテナショップなどの企画制作を行っている。

情報開示の状況
開示あり
 博展のウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。現在掲載されているコンテンツは、マネジメントメッセージと財務ハイライト。
収支の状況
足元の利益伸び率は高いが、08.3期業績予想には、一定の未達リスクも
 07.3期から07.9中間期にかけて、セールスプロモーション市場・イベント市場では景気の回復を背景に順調に推移しているものの、顧客企業や業種・市場の内訳によっては、拡大基調に差異があり、景気の波及効果を十分に反映していない環境にあったとのこと。

 こうした背景ながら、博展では業容の拡大によって、07.3期には、売上高で対前期比+約18%の増収となった。営業利益以下の利益項目では、対前期比で倍増以上の増益。

 08.3期の業績予想でも、売上高は対前期比で堅調に増加する見通しで、利益項目についても、前期の倍増には及ばないものの、20-40%程度の増益の見通しになっている。

 イベント等の開催時期による季節変動要因もあると思われ、一概には判断できないが、中間期の進捗率は半分を下回る状況になっている。細かい業績動向も開示されていないので、通期見通しの達成に関しては、現状ではリスクを織り込んで見ざるをえない。

株式の状況
ストックオプションのボリュームは比較的大きい
 既存株主へのロックアップは無く、ごく一部の過去に実施した第三者割当増資が保有確約の対象になっている。ベンチャーキャピタルのシェアは小さいが、ストックオプションの行使による希薄化効果は、10%程度となる。また、一部のストックオプションは上場後すぐに行使しないと失効してしまうものまであり、リスク要因になっている。

A. 発行済み株式数 13,154株(05.11に25:1株式併合、07.11に1:2分割後)
B. 公募 2,600株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 2,600株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 1,754株
 E. うち潜在株式に算入する数 1,754株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 17,508株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 116株
既存株主へのロックアップ情報: なし。但し、06年12月に実施した第三者割当増資(84株、価格3万円、割当先はVC)は上場後6ヶ月間の保有確約の対象。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
03年3月   32株 14,250円 03年3月〜08年3月
06年3月 1,656株 15,000円 08年3月〜16年3月
06年12月  66株 30,000円 08年12月〜16年12月

 目論見書での想定発行価格は95千円で、この価格に基づく公募による博展の手取り概算額は、約212百万円とされている。資金使途は、事務所の増床資金、スタジオ統合費用、業容拡大のための人材の確保・育成、営業活動に係わる運転資金に充当する予定。



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