3859シナジーマーケティングIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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シナジーマーケティング(3859 大証ヘラクレス)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:情報・通信業

安定的に成長している法人向けITビジネスの印象
 法人向けのITビジネスのため、利益額が年々倍増しているという状況ではないものの、毎期2〜3割り程度で着実に増益トレンドになっている。

 07.12期業績予想でのEPSは約1万円弱であり、想定されている公募価格のPERは約17倍となる。事業の成長性を考慮すると、これまでの軟調な市況を考慮して十分にディスカウントされた状態とみられる。市況の回復もあって、PER30倍程度で評価されてもよい印象を受ける。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/12 06/12 07/6中 07/12予
売上高(百万円)
693
45.3%
1,007

616
29.7%
1,307
営業利益(百万円)
87
35.3%
118

78
62.1%
191
経常利益(百万円)
89
34.8%
119

78
41.5%
169
当期利益(百万円)
61
26.4%
77

41
30.0%
100
総資産(百万円)
純資産(百万円)
639
521
754
596
786
636
--
--
株主資本比率(%) 81.5% 79.0% 81.0% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
13.9%
11.7%
15.8%
12.9%
9.9%
6.4%
--
--
発行済株式数 10.356 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
5,875
50,297
7,426
57,532
3,922
61,444
9,656
--
配当(円/株) -- -- -- 727

事業概要
CRM関連製品・サービスの企画、ソフト開発・提供、CRM構築支援と各種CRM業務の代行
 シナジーマーケティンググループは、シナジーマーケティングと連結子会社2者、持分法適用関連会社1社から構成されており、顧客情報資産の管理等を行うアプリケーション・ソフトウエアを提供するアプリケーション・サービス事業(ASP事業)を柱とし、クライアントに対してアプリケーション・ソフトウエアのカスタマイズや専用のシステム構築等を行うSI事業、CRM関連業務の業務代行やCRM活動に関するコンサルティング等を行うAgent事業を行っている。

 CRMは、「Customer Relationship Management」の略で、1990年代前半に米国で誕生した、顧客満足度を向上させるために、顧客との関係を構築することに力点を置く経営手法。

 ASP事業では、企業等が保有する顧客情報資産の管理・運用やBPO(Business Process Outsourcing: 企業が人事など中核ビジネス以外の業務を専門業者に委託すること)を実現させるためのアプリーション・ソフトウエアである「SYnergy!」をインターネット経由で利用するサービス: ASP方式で提供している。

 同ソフトウエアを構成する各アプリケーション・ソフトウエアの概要は以下。

・ 企業がインターネット上のアンケート・メールマガジンの申込みフォーム等から収集した顧客データや資料請求・購買等の履歴データ、企業内におけるその他のデータを総合的に管理・集計・分析することができるデータベースの機能を持つソフトウエア。

・ 上記で登録・分析された顧客データを元に、属性の異なる顧客別に、配信内容、配信時間、回数等を設定して、電子メールを配信するソフトウエア。

・ インターネットを利用したアンケート作成、実施、回答データの収集を行うソフトウエア。アンケート項目の設定以外に、アンケートの開始時刻・終了時刻の設定や、回答人数制限の各種設定を行うことができる。

・ 顧客からの問合せやクレーム等をデータベースに保管して一元管理することが出来るソフトウエア。

・ 携帯電話で閲覧することが可能なウエブサイトを構築するためのアプリケーション・ソフトウエア。

 SI事業では、連結子会社が主力サービス「SYnergy!」の開発やカスタマイズ、クライアントが保有する情報の種類や管理方法、目的等に合わせた顧客情報システムの開発を行っている。

 Agent事業では、メール配信代行やインターネットを利用した販促キャンペーンの事務局代行、アンケートの設計から回収・分析の代行等の受託業務、クライアントが発信するメールマガジンやウエブサイトの広告媒体化と広告主に媒体を提案する事業を行っている。
収支の状況
07.12期予想に対する中間期の進捗率は、若干低い
 06.12期は、ASP事業では、従来のメール配信ソフトからのクライアントの移行が進んだことなどから、新規契約数が222件、解約26件となり、期末時点の契約件数は265件となった。また主要クライアントによるアプリケーションソフトの利用も増加したことから、同事業での売上高は対前期比+39%となった。

コスト面では、人員の増加や販売促進活動を積極的に行ったことで、販売費・一般管理費が増加した。この結果、同部門の営業利益は前期比マイナス約15%となった。

 SI事業では、シナジーマーケティンググループのソフトウエア利用顧客を中心にカスタマイズやCRM業務のシステム開発提案を行ったことで、受注件数の増加や大型案件の獲得など、ASP事業とのシナジー効果が顕在化してきた。売上高は対前期比+約61%の増収で、営業利益は前期の赤字から黒字化した。

 Agent事業では、売上高は対前期比+約27%の増収となったが、利益率の低い広告売上が増加したことによって、営業利益では対前期比マイナス約21%の減収となった。

 以上の結果、全体の売上高は対前期比+約35%の増収、経常利益以下では対前期比20〜30%程度の増益となった。

表1 事業部門別の販売実績(百万円、前期比%)
06.12期   07.6中
ASP   492 +39.0% 303
S  I   391 +61.5% 223
Agent  123  +27.9% 88
合 計 1,007 +45.3% 615

 07.12期業績予想に対する中間期の進捗率は、売上高・利益ともに50%を若干下回る水準になっている。IT関連ビジネスの場合には、下期偏重の傾向がある場合も多いので、あまり心配する必要はないかも知れないが、一応留意しておくべき点になっている。

株式の状況
ストックオプションは当面行使不可、ロックアップ無しVC保有も多くはない
 ストックオプションの未行使残高はあるが、当面は行使できない。また、ベンチャーキャピタルの保有株式があり、ロックアップの対象にはなっていないが、ボリュームとしては大きなものではない。

A. 発行済み株式数 9,356株
B. 公募 1,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 1,000株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント 300株
D. ストックオプション等の残高総数 794株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 10,356株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 760株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者8名に180日間。対象株数は6,707株。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
06年3月  794株 36万円 08年4月〜14年12月

 目論見書での想定発行価格は174千円で、この価格に基づく公募によるシナジーマーケティングの手取り概算額は約137百万円とされている。資金使途は、業容拡大と新商品開発投資のための設備資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 シナジーマーケティングのウエブサイトには10月19日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。上場関連のニュースリリース等も掲載されていない。


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