3092スタートトゥデイIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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スタートトゥデイ(3092 東証マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

高い成長性は公募価格にも一部織り込み済みだが、更に上が目指せるか
 インターネットサイトを通じた通信販売事業というビジネスモデルであり、今となっては目新しさはないのだが、足元の業績の伸びは著しいものがある。08.3期業績予想ベースでのEPS約64千円に対して、想定されている公募価格のPERはちょうど25倍となる。

 イメージとしては次期09.3期にも、08.3期比で50%程度の増益が見込まれている公募価格と考えられる。どこまで業績が伸びるか、どこが天井かはわからないものの、ここまでの水準に到達する可能性は十分に想定でき、更に高い評価も可能だろう。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 06/3 07/3 07/9中 08/3予
売上高(百万円)
3,389
79.1%
6,068

3,793
36.3%
8,269
営業利益(百万円)
107
669.8%
824

757
65.7%
1,365
経常利益(百万円)
128
538.1%
814

755
64.7%
1,341
当期利益(百万円)
67
591.3%
461

458
68.6%
778
総資産(百万円)
純資産(百万円)
1,382
162
3,716
1,674
3,955
2,133
--
--
株主資本比率(%) 11.8% 45.1% 53.9% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
9.2%
41.1%
21.9%
27.6%
19.1%
21.5%
--
--
発行済株式数 120.7 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
553
1,346
3,823
13,873
3,792
17,674
6,446
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
ファッション総合情報サイト「ZOZORESORT」等の運営によるインターネットショッピングモール事業
 スタートトゥデイは、アパレル商材を中心としたインターネットショッピングや各種情報の入手、SNSを利用したコミュニケーション等を体験できるサイト「ZOZORESORT」を運営しており、サイト運営によるEC(電子商取引)とそれに関連するその他のサービスを提供している。

 EC事業では、00年に輸入インディーズCD等のカタログ通販をインターネット化したサイトを開設したことから始まり、その後ファッションに対して強い関心を持つ顧客層を主要ターゲットとしたアパレル商材の取扱を開始した。

 現在、インターネット上のショッピングサイト「ZOZOTOWN」を運営しており、ユナイテッドアローズ、ビームス等の主要アパレルブランドからの商品供給体制を確立した。07年9月末時点では92ショップを運営し、取扱ブランド数は680となっている。

会員数、購入者数、取扱ブランド数、出荷件数の推移は以下の通り。

表1(人、ブランド、件)
          05.3末  06.3末  07.3末  07.9末
総 会 員 数 119,452 246,601 479,397 601,294
購 入 者 数  42,287 107,472 220,661 198,392
取扱ブランド数   376   488    634    680
出 荷 件 数 171,328 381,344 792,381 523,025

 EC事業では、自社販売であるストア企画開発事業と、受託販売であるストア運営管理次行の2種類がある。

 ストア企画開発事業は、スタートトゥデイが複数のブランドからアパレル商材を仕入れ、自社在庫を持ちながら、自社オリジナルセレクトショップの運営を行い、スタートトゥデイのバイヤーが独自の商品選別によって買い付けた商品を販売している。07.9末時点で33ショップを運営しており、商品取扱高に占めるシェアは約36%。

 ストア運営管理事業では、テナント形式での出店誘致と出店後の運営管理を行っている。各ブランドのイメージに合致した店舗を設計し、サイト上でテナントに提供するとともに、当該店舗に掲載する商品をスタートトゥデイが受託在庫として預かって販売している。07.9末時点で、59ショップを運営しており、商品取扱高に占めるシェアは約64%。

 その他事業では、ポケットカードと提携したカード発行によるカード事業、インターネットサイトを広告媒体として広告枠を販売する広告事業、全国の実在するファッションショップをサイト上で紹介するZOZONZVI事業を行っている。また、ストア運営管理事業で新たなテナントが出店する際に、テナント側から初期費用として出店料を受領している。
収支の状況
08.3期も高い成長目標だが、中間実績では十分インライン
 07.3期は、前期にショップ群を有するモール型のアパレルECサイトを開設し、当年度内には、商品単価が若干低めに構成された新しいECカテゴリーを開設した。会員数も増加し、07.3末には、前年同期比+約94%の47万9千人となった。

 これらによって、売上高は対前期比+約79%の増収。更に、商品取扱規模が拡大する一方で、販売費・一般管理費はそれほど増加していないことから、営業利益以下の利益項目では、対前期比で5〜6倍の大幅な増益となった。

 08.3期も売上高で対前期比+30%超、利益項目で+60%超の高い伸び率での業績予想が出されている。中間期の進捗状況をみると、この業績予想に十分到達できると見えるだけの、半期実績になっており、今期も前期に引き続いて、高い成長率が達成できそうにみえる。

株式の状況
ベンチャーキャピタル・ストックオプションのウエイトはあまり高くない
 ベンチャーキャピタルの保有シェアがあり、ストックオプションの未行使残高もあるが、それぞれボリュームとしては大きなものではない。ストックオプションについては、厳密に見れば、早くても08年3月までは行使できない点も一応安心感につながる。

 公募・売り出しの株式数は、オーバーアロットメント分を含めると約2万株に近いボリュームであり、プライマリーでは比較的手に入れ易い銘柄になる。

A. 発行済み株式数 107,400株(06.3に1:10、07.9に1:3株式分割後)
B. 公募 10,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 7,000株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント 2,500株
D. ストックオプション等の残高総数 5,007株
 E. うち潜在株式に算入する数 3,300株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 120,700株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 1,785株
既存株主へのロックアップ情報: 売出人である会社関係者1名に対して180日間。但し、発行価格の2倍以上での市中売却は可能。対象株数は、90,300株。
 また、07年3月に実施された第三者割当増資9,000株(分割考慮後)は、上場後6ヶ月間の保有確約の対象。割当先は、大手商社、銀行、証券会社とベンチャーキャピタル。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
06年3月 3,300株 2,000円 08年3月〜16年3月
06年9月 1,563株 8,667円 08年9月〜16年9月
06年9月  144株 8,667円 09年1月〜16年9月

 目論見書での想定発行価格は16万円で、この価格に基づく公募によるスタートトゥデイの手取り概算額は約1,458百万円とされている。資金使途は、オフィス・倉庫一体型施設の開設に伴う設備資金に300百万円、スタートトゥデイが運営するインターネットサイトのサービス拡張に伴うシステム開発投資に700百万円、残額をオフィス・倉庫一体型施設の運営費用等の運転資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示なし
 スタートトゥデイのウエブサイトには11月9日時点で、投資家向け情報開示のページは設置されていない。



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