3084インターメスティックIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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インターメスティック(3084 大証ヘラクレス)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

成長性を評価しても、公募価格で既に十分な水準と想定
 07.12期の業績予想でのEPS約27千円に対して、想定されている公募価格のPERは約19倍となる。足元の業績は急成長しているので、ある程度の成長プレミアムは考慮してもよいと思われるが、利益項目の伸び率は前期実績の約80%の伸びから、今期の想定では30%増に低下する見通しになっている。成長性は認めるものの、徐々に安定軌道に移りつつある状態とみる。

 一方で、メガネ関連の大手小売業のPERは10倍程度になっている。これをベースに考えると、公募で想定されている上記PERはほぼ倍、つまり07.12期予想利益の倍増までが織り込まれていることになる。この水準まで成長性を評価すれば十分と思われ、想定されている公募価格で既に妥当な価格設定と考える。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/12 06/12 06/3 1Q 07/12予
売上高(百万円)
3,879
47.4%
5,718

1,748
39.8%
7,993
営業利益(百万円)
644
81.5%
1,169

407
32.0%
1,543
経常利益(百万円)
631
84.0%
1,161

406
31.5%
1,527
当期利益(百万円)
314
96.1%
616

223
33.9%
825
総資産(百万円)
純資産(百万円)
2,171
1,017
3,011
1,637
2,816
1,737
--
--
株主資本比率(%) 46.8% 54.4% 61.7% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
29.1%
30.9%
38.6%
37.6%
14.4%
12.8%
--
--
発行済株式数 29.711 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
10,575
34,227
20,732
55,087
7,497
58,469
27,767
--
配当(円/株) -- 5,000 -- 5,000

事業概要
低価格眼鏡店「Zoff」等のフランチャイズ展開
 インターメスティックグループは、当社インターメスティックと連結子会社1社で構成されており、SPA方式(商品の企画から製造・販売までの昨日を一気通貫でマネジメントすることで、消費者ニーズに迅速に対応しつつ、中間マージンをなくすことで高品質・低価格で商品供給が出来るビジネスモデル)で、眼鏡・眼鏡小物の企画から販売までを一貫して行っている。

 インターメスティックはフランチャイズ本部としてオリジナルブランドによる眼鏡の企画販売を行い、子会社では加盟店として小売を行っている。現在、展開している業態は「Zoff」と「CONSOMME」で、07年6月時点の総店舗数は56店、うち子会社で46店舗、他の加盟店が10店舗となっている。

 「Zoff」はインターメスティックグループの主力業態で、5千円・7千円・9千円の3プライスを基本としたメガネフレーム・レンズのセット販売を行っている。07年6月末時点の店舗数は、50店舗。

 「CONSOMME」では品質・デザインを追及した、ハイグレードなメガネフレーム・レンズのセット販売を行っている。価格帯は、12千円から24千円までの5プライスを基本にしている。07年6月末時点の店舗数は6店舗。
収支の状況
07.12期の利益目標は達成ペースで推移
 06.12期は、「Zoff」で11店舗、「CONSOMME」で2店舗の計13店舗を新規出店し、期末時点の総店舗数は合計48店舗となった。店舗数の増加に応じて販売は増加し、売上高では対前期比+約47%の増収となった。利益項目も売上高の増加に応じて増加し、経常利益で対前期比+84%、当期利益で同+96%の増益となった。

 販売実績では、直営店での店舗売上高のほか、その他収入としてフランチャイズ加盟店への商品販売代金とロイヤリティ収入が含まれている。直営店の店舗売上高とその他収入との売上高構成比でみると、06.12期実績で前者が9割以上を占めており、実質的には直販部門のウエイトが非常に高くなっている。

 07.12期の通期見通しに対する第一四半期の進捗率をみると、売上高では通期見通しには若干届かないペースながら、営業利益以下の利益項目では、25%を上回る進捗になっている。メガネ関連に顕著な季節変動があるとは考えにくい。利益項目でオーバーペースになっているので、特に神経質になる必要もないかとは思うが、それでも、売上高が低めのペース推移になっている点は気懸かり。

株式の状況
ロックアップのカバー率は高いが、ストックオプションは多め
 ロックアップの対象になっている株数は多い一方、ストックオプションの残高は多く、全てが行使されると株数は1割以上増加することになる。しかも、ストックオプションは既に、いつでも行使可能な状態になっているので、注意は必要か。

A. 発行済み株式数 24,750株(06.8に1:3株式分割後)
B. 公募 500株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 4,420株(売出し元はベンチャーキャピタル3,470株、残は会社関係者等)、既発株のオーバーアロットメント 730株
D. ストックオプション等の残高総数 4,461株
 E. うち潜在株式に算入する数 4,461株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 29,711株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 9,300株
既存株主へのロックアップ情報: ベンチャーキャピタル1社と会社関係者等2法人・5名に180日間。対象株数は24,090株。

表1 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
04年5月 4,125株 66,667円 04年9月〜14年5月
04年10月 336株 66,667円 04年10月〜14年10月

 目論見書での想定発行価格は520千円で、この価格に基づく公募によるインターメスティックの手取り概算額は、約247百万円とされている。資金使途は、全額をインターメスティック子会社における新規出店費用に係わる設備投資資金に充当する予定。

情報開示の状況
開示あり
 インターメスティックのウエブサイトには、既に投資家向け情報開示のページが設置されている。現在掲載されているコンテンツは、マネジメント・メッセージと財務ハイライトだけで、上場関連等のニュースリリースは掲載されていない。



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