3080ジェーソンIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ジェーソン(3080 ヘラクレス)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

妥当なティスカウント幅
 業績は店舗数の増加と共に堅調に向上している印象だが、07.2期の第三四半期までの進捗をみると、高い成長性は感じられない。

 通期でのEPSの想定を前期並みの30円とすると、想定されている売出し価格のPERは約12倍となる。妥当なラインをPER15倍として、これを12倍までディスカウントして売り出し価格を想定していると考えられる。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 06/2 06/8中 06/11 3Q
売上高(百万円)
16,163

7,457

11,023
営業利益(百万円)
655

372

506
経常利益(百万円)
654

373

512
当期利益(百万円)
380

211

293
総資産(百万円)
純資産(百万円)
4,281
1,016
4,731
1,153
4,949
1,235
株主資本比率(%) 23.7% 24.4% 25.0%
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
15.3%
37.4%
7.9%
18.3%
10.4%
23.8%
発行済株式数 12,812 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
29.7
79.3
16.4
90.0
22.9
96.4
配当(円/株) 5.8 -- --

事業概要
バラエティ・ストア業態店舗の運営等
 ジェーソングループは、ジェーソンと子会社2社から構成されており、消耗頻度の高い家庭用必需品の総合小売を主な事業として、一部では、フランチャイズ展開を行っている。子会社では、ジェーソンの業務を補完するための商品調達を主な業務としている。

 店舗政策としては、これまではディスカウント・ストア業態での出店を行ってきたが、98年以降は、バラエティ・ストア業態での店舗展開に方針を変更した。このため、現在のジェーソンでは、両方の店舗が存在しているが、今後は投資額とオペレーションコストを低減できるバラエティ・ストア業態での店舗展開に注力していく方針。

 バラエティ・ストアは、消耗頻度の高い非食品と加工食品を幅広く取り揃えた利便性の高い総合店舗で、商圏人口は1.5万人から4万人と想定している。売り場面積は、100坪から500坪で、標準は150坪から200坪としている。低価格帯の商品のみを品揃えする業態。

 一方のディスカウント・ストアでは、品揃えはバラエティ・ストアと重複するが、家電製品やカー用品、家具、時計等の高額品までを取り扱っている。商圏人口は5万人以上と想定して、売り場面積500坪から3,000坪の店舗で、高額ブランド商品や家電製品を目玉商品として値引き販売する業態。
収支の状況
店舗数の増加と共に業績は向上
 06.2期は期中に新規出店を10店舗、閉店を1店舗行い、期末の店舗数は41店舗となった。店舗数の増加に伴って、売上高は対前期比+約7%の増収となった。営業利益、経常利益でも、売上高の対前年伸び率とほぼ同等の増加率での増益となった。

06.8中間期では、期中に5店舗を出店。07.3末時点では、直営店51店、FC店3店となっている。

表1 商品部門別の販売実績(百万円、前期比%)
               06.2期   06.8中
衣料服飾・インテリア 631 +18.9%  326
日用品・家庭用品 4,010  +7.9% 2,219
食料品        6,480  +7.5% 3,760
酒類          1,126  +1.9%  640
その他商品       15  +17.8%   6
その他営業収入    899  +7.9%  504
合計         13,163  +7.7% 7,456

株式の状況
公募はなく、売り出しだけの予定
 上場に際しては公募増資がなく、売り出しだけが予定されている。その他、ストックオプションの残高やベンチャーキャピタルの保有もない。

売り出しのボリュームだけでは、発行済み株式数の1割弱しか流通しないことになる。上場維持の観点も踏まえると、経営権に支障が無い範囲で、既存株主(大半は会社関係者)が保有株式を売却することが考えられる。

A. 発行済み株式数 12,812千株(単元100株、04.2に1:10、05.8に1:2株式分割後)
B. 公募 0株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 1,300千株(売出し元は会社関係者の関連法人)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 12,812千株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: なし

 目論見書での想定売り出し価格は360円。公募増資がないので、ジェーソンの資本に異動はなく、キャッシュフローも発生しない。

情報開示の状況
開示あり
 ジェーソンのウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。現在掲載されているコンテンツは、マネジメント・メッセージと財務ハイライトとなっている。



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