6264マルマエIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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マルマエ(6264 マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:機械 > 主幹事マネックス証券でのIPO取り扱いについて

グリーンシートでの取引価格が妥当な水準か
 07.8期の会社発表業績見通しに基づくEPSは約15,500円であり、想定されている公募価格のPERは約30倍、グリーンシートで取引されている60万円の価格ではPER約40倍となる。足元の業績は至って好調であり、翌08.8期にも増収増益のトレンドを維持すると考えれば、既に取引されている60万円前後の価格でも妥当となる。

一般にグリーンシートから上場する銘柄ついては、流動性が高まることでのプレミアムが付くケースが多いが、マルマエの場合には、既に高い成長性が取引価格に織り込まれていると考えられ、これまでの取引価格の水準から更に高い価格で買いあがることにはリスクがあると想定する。


個別データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/8 06/8 07/2中予 07/8会予
売上高(百万円)
565
64.9%
931

661
45.0%
1,350
営業利益(百万円)
107
44.1%
154

--

--
経常利益(百万円)
103
36.5%
141

114
84.3%
260
当期利益(百万円)
72
17.7%
85

67
80.5%
153
総資産(百万円)
純資産(百万円)
915
286
1,863
371
--
--
--
--
株主資本比率(%) 31.3% 19.9% -- --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
11.3%
25.1%
7.6%
22.8%
--
--
--
--
発行済株式数 9.818 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
7,334
29,178
8,634
37,812
6,824
--
15,584
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
液晶・半導体・太陽電池等の製造装置用部品を製造する切削加工事業
 マルマエは、液晶・半導体・太陽電池等の製造装置を構成している精密加工部品を製造する切削加工事業を行っている。主には、液晶、半導体、太陽電池の製造装置メーカーから、精密加工部品の製造を受注している。

 液晶製造装置関連部品は、液晶パネル製造装置と検査装置を構成する部品で、チャンパーと呼ばれる耐真空容器や電極と呼ばれるチャンパー内蔵物を製造している。

 太陽電池製造装置関連部品は、太陽電池パネルの製造装置を構成する部品で、製造工程の中でも、薄い金属膜を基板上に生成する工程に使われるアルミ製部品を製造している。その他の分野として、オートバイのレース用部品、カメラ・顕微鏡等の光学分野、医療装置なでの産業用装置部品、水質浄化装置部品などを製造している。

 生産拠点は鹿児島県出水市に2箇所あり、マシニングセンタ19台、NC旋盤6台、その他6台の計31台の切削機械装置と、CAD/CAM21台を保有している。

情報開示の状況
既に安心できる開示水準
 マルマエのウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。グリーンシートで取引されている実質的な既公開企業であるので、コンテンツは充実している。財務ハイライトやカレンダーのほか、四半期決算の資料、説明会の資料等までダウンロードが可能。開示水準に関しては、安心できる内容になっている。
収支の状況
大型液晶の需要増加を背景に、大幅な増収増益を維持
 06.8期は、大型液晶関連の需要が増加していることを背景に、第7世代以降の次世代大型ガラス基板向け製造装置部品の受注が増加したほか、半導体分野も好調、太陽電池関連の受注も本格化したことで、売上高は対前期比+約65%の大幅増収となった。

 利益に関しても、売上高の増加に伴って対前期比で増益となった。ただし、売上高の対前期伸び率と比較すると、利益の伸びは低くなっている。製造原価把握の高精度化やシステム改善にコストがかかっている模様。

表1 製造分野別の06.8期販売実績(百万円、%)
液晶    634 +94.1%
半導体  203 +43.4%
太陽電池 43 +24.4%
その他   49 -18.8%
合計    930 +64.9%

 07.8期も液晶・半導体等の分野での需要増加を背景として、更に増収増益となる見通しになっている。

 マルマエの主な販売先は、上位4社合計で売上高全体の約7割を占めるシェアとなっている。

 マルマエの有利子負債依存度は比較的高く、06.8期末時点での有利子負債残高は約12億円で、総資産に占める割合は68%となっている。上場時の公募資金によって、このうち2.5億円ほどを有利子負債の返済に充当する予定なので、この時点では有利子負債の総資産ウエイトは半分程度となる。特に留意する必要はないだろう。

株式の状況
既にグリーンシートで55〜60万円で取引
 06年8月時点の発行済み株式数は7,230株で、上場にあたっての公募が2,000株、売出しが400株(売り出し元は会社関係者)予定されている。ストックオプションの未行使残高が下表のようにあり、このうち上場直後から行使可能となる588株について、潜在株式と認識する。以上から、上場時の想定発行済み株式数は、9,818株とした。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議 対象株数 行使価格 行使期間
04年10月 450株 10万円 06年10月〜14年10月
05年6月  121株 10万円 06年10月〜14年10月
05年10月 17株  36万円 06年10月〜14年10月
06年1月  55株 421千円 07年11月〜15年11月
06年4月  44株 431千円 07年11月〜15年11月

 目論見書での想定発行価格は47万円で、この価格に基づく公募によるマルマエの手取り概算額は約862百万円とされている。資金使途は、316百万円を熊本事業所に関わる設備資金に、257百万円を長期借入金の返済に、残額は運転資金に充当する予定。

 ベンチャーキャピタルの保有株式数は推計181株で、ベンチャーキャピタルを含めた全既存株主にはロックアップは付されていない。

 マルマエは上場前からグリーンシート銘柄として取引されている。06年10月の最高値は60万円、最低は55万円だった。ただし、月間の出来高はたいがい10株未満と、非常に少ない出来高での価格形成の結果ではある。



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