3063ジェイプロジェクトIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ジェイプロジェクト(3063 マザーズ)IPO

公募価格バリュエーションと初値予想等

セクター:小売業

とりあえずは高評価されるだろうが、ストックオプションの希薄化効果は無視できない
 07.2期の会社発表業績予想でのEPSは約4,500円で、想定されている公募価格15万円のPERは約33倍となる。同業他社のPERを参考にすると最高で40倍程度までの評価は考えられる。

 ストックオプションの残高が公募と売り出しの合計値の倍ほどもあるので、長期的な株式需給には課題があるが、上場初日に行使することは手続き上難しい可能性がある。ストックオプションを考慮しなければ公開株数が少なくなるので、上場段階では20万円を超える初値になると予想する。


連結データ(肩は対前期比(%))
決算期 05/2 06/2 06/8中 07/2会予
売上高(百万円)
4,375
46.7%
6,419

3,235
16.2%
7,461
営業利益(百万円)
55
261.8%
198

89
17.7%
233
経常利益(百万円)
71
230.6%
234

128
11.6%
261
当期利益(百万円)
31
176.2%
86

64
72.4%
149
総資産(百万円)
純資産(百万円)
2,002
502
2,647
1,020
4,669
1,149
--
--
株主資本比率(%) 25.1% 38.6% 24.6% --
ROA(%、経常利益)
ROE(%、当期利益)
3.5%
6.2%
8.8%
8.5%
2.7%
5.6%
--
--
発行済株式数 33.146 (修正後、千株)
EPS(円/株)
BPS(円/株)
944
15,131
2,607
30,785
1,924
34,670
4,495
--
配当(円/株) -- -- -- --

事業概要
居酒屋・レストランの開発・運営事業等
 ジェイプロジェクトグループは、当社ジェイプロジェクトと連結子会社3社から構成されており、居酒屋・レストランなどの飲食事業を中心に、結婚式の企画運営を行うブライダル事業と、その他の事業として広告代理業務等を行っている。

 飲食事業では、居酒屋を中心に飲食店舗を自社にて業態開発し、全店舗直営方式で運営している。06年9月末時点で、居酒屋を18業態37店舗、レストラン等の食事をメインとした店舗を7業態12店舗、合計で25業態49店舗を展開している。

 業態は、立地特性や周辺の顧客層、店舗スペース等の出店環境に応じて選択しているが、居酒屋については、繁華街やビジネス街等の中心地への出店、レストランについては、ショッピングセンター等の商業施設への出店を基本としている。展開エリアは、特定地域への集中出店を基本として、名古屋エリアと東京エリアを中心に店舗展開している。

 ブライダル事業では、披露宴会場を併設しているジェイプロジェクトの直営レストランにおいて、レストランウエディングサービスを行っている。施設としては2会場で運営している。また、その他の事業として、当社グループを対象とした広告代理業務と、社員寮の賃貸・管理業務等を行っている。
収支の状況
新規出店ペース次第では、07.2期業績予想の未達リスクも
 06.2期は、名古屋地区で愛・地球博の関連施設で2店舗と、同博覧会開幕に合わせて再開発された金山駅ビル施設に2店舗、その他の名古屋地区で4店舗を出店した。東京地区で8店舗、横浜地区で2店舗を出店。博覧会開催期間のみの営業となった2店舗を除いて、期中では16店の新規出店と1店舗の改装リニューアルを行った。新業態として8業態を展開。

 以上の新規出店による事業拡大によって飲食事業では、売上高で対前期比+約47%の増収となった。ブライダル事業でも2会場目を新規出店して対前期比で増収となっているが、ブライダル事業はその他事業と共に、全体売上高に占めるウエイトは小さい。

表1 06.2期 事業別販売実績(百万円、前期比%)
飲食事業    6,164 +47.3%
ブライダル事業 212 +16.5%
その他事業    42 +454.6%
合計       6,419 +46.7%

 06.2期の当期利益が経常利益額と比較して小さいのは、特別損失に固定資産の売却損・除却損と店舗閉鎖損失など約74百万円を計上したことによるもの。

 06.8期中間実績の進捗ペースを07.2期会社発表の業績予想と比較すると、売上高・営業利益での進捗が良くない。期中に新規出店をしていって拡大する傾向のある業態なので、この程度の進捗率の悪さは問題ない可能性もあるが、一応は業績予想の未達リスクも考慮する必要があるだろう。

株式の状況
ストックオプションによる希薄化効果が大きい
 06年5月時点のジェイプロジェクトの発行済み株式数は25,462株で、上場にあたっての公募が1,600株、売り出しが1,600株(売り出し元は会社関係者)予定されている。ストックオプションの未行使残高が6,084株あり、全数が上場直後から行使可能となるので、潜在株式と認識する。以上から、上場時点の想定発行済み株式数は、33,146株とした。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議 対象株数 行使価格 行使期間
03年8月 6,084株 25千円 05年9月〜13年8月

 目論見書での想定発行価格は15万円で、この価格に基づく公募によるジェイプロジェクトの手取り概算額は約210百万円とされている。資金使途は、全額を設備投資資金に充当する予定。

 株主名簿ではベンチャーキャピタルの株式保有はなく、既存株主に対するロックアップもない。株式需給上で問題になるのは、約2割の希薄化効果をもつストックオプションだけとなる。

情報開示の状況
上場関連のニュースリリース・資料の掲載が欲しい
 ジェイプロジェクトのウエブサイトには、既に投資家向け情報開示のページが設置されている。現在掲載されているコンテンツは、マネジメントメッセージと財務ハイライトとなっている。上場関連のニュースリリースと資料が掲載されていないのが残念。



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