2487CDG(旧クリエート)IPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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CDG(旧社名クリエート 2487 JASDAQ)IPO

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セクター:サービス業
株式需給面は安心だが、業績面では厳しい状況が続く模様
 大手広告代理店の参入などもあって業界環境は厳しく、当社の業績はほぼ横這い傾向になっている。主要な顧客とみられる消費者金融では最近の問題もあって更に減収要因になる可能性もあると感がる。このため、今期の業績予想については、会社発表値を達成できるかどうかも微妙ではないかと想定する。

 足元のEPSが70〜80円であり、当社の成長性(の低さ)を加味すれば、PER20倍程度で想定されている公募価格には、特に割安感はない。ただ、ストックオプションはなく、VC保有株も少ないことから、株式の需給面では安心感がある。

事業概要
セールスプロモーショングッズの企画・販売
 当社グループは、当社、販売子会社3社、製造子会社1社の合計5社で構成されている。社名は「クリエート」から「CDG」へ、2006年5月1日に変更された。

 主な事業は、企業が行う販売活動で、販売目標の達成やマーケットシェアの向上を目的として、自社商品にオマケを付けたり、消費者の来店を促進するためなどを目的に、該当や店頭でポケットティッシュに代表されるノベルティグッズを配布するなど、顧客企業が消費者に対して自社商品の購買意欲を高めるために行うプレミアムキャンペーンや、来店促進や来店者特典としてノベルティの配布・プレゼント等を行うなどのセールスプロモーション活動の中で使用する、セールスプロモーショングッズの企画・販売を行っている。

 販売子会社は、大都市圏とは違った地域密着キャンペーンに対応するために地方都市に設立したもので、製造子会社は、街頭などで配布される代表的なアイテムであるポケットティッシュを製造している。

 ポケットティッシュ以外のノベルティグッズの生産は、外部に生産委託をしてファブレス形態となっている。商品の仕入れについては、一部の商品について中国から直接購買を行っており、仕入れ総額に占める中国からの割合は経年的に14〜15%となっている。

収支の状況
業界環境は厳しく、業績は横這いを目処か
 広告白書によると、セールスプロモーション広告費は2004年には若干(+0.7%)ながら対前年比で増加しているものの、企業からの販促効果や品質水準に対する要求は高くなる傾向にある。更に、広告関連企業間での受注競争が激化するとともに、大手広告代理店によるセールスプロモーション市場への参入の強化も進んでいることから、セールスプロモーション市場の拡大・回復が、当社グループの業績の向上に直接結びつかない構造になっている。

 05.3期には、その前期に計上した大口物件の受注が剥落したことで、前05.3期と比べて減収となった。また、減収効果に加えて、減損会計を05.3期から適用し、特別損失として減損損失を約198百万円計上したこともあって、利益面でも対前期で減益となっている。

 顧客業界別に05.9中間期の進捗を05.3通期実績と比較してみても、衣食住・流通産業分野では好調な模様だが、情報・通信産業と金融・保険産業分野では50%の進捗に満たない状況となっており、特に金融関連での苦戦が顕著な傾向としてみられる状況になっている。

 07.3期の会社発表予想では、当期純利益を除いて増収増益が想定されているものの、業界環境は厳しく、簡単に達成できる水準ではない印象を受ける。

株式の状況
ストックオプションなし、VC保有株も希少
 当社は06年2月に1:10の株式分割を実施し、06年5月時点の発行済み株式数は1,830千株(売買単位は100株)となっている。上場にあたっての公募が250千株、売り出しが210千株予定されている。ストックオプション等の潜在株式は存在しない。以上から、上場時点の想定発行済み株式数は、2,080千株とした。

 目論見書での想定発行価格は1,400〜1,600円とされており、この平均価格1,500円に基づく公募による当社手取り概算額は約328百万円と想定されている。資金使途は、東京本社の移転と情報システムの新規構築に120百万円を充当し、残額を運転資金に充当する予定。

 ベンチャーキャピタルの保有株式数は、株主名簿では100千株だけで、ロックアップは付されていない。

情報開示の状況
とりあえず開示は開始されている
 当社ウエブサイトには、既に投資家向け情報開示のページが設置されている。上場関連の資料とディスクロージャーポリシーとが、既に掲載されている。早い段階からページを設置している点は評価でき、今後も一定の開示水準が期待できるだろう。


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