2485ティアIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ティア(2485 名証セントレックス)IPO

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セクター:サービス業
ここまでは順調に業績を拡大してきたものの、06.9期は減益予想
 05.9期までは会館数の増加に比例して、順調に業績を伸ばしてきているものの、06.9期の会社発表業績予想では、増収減益の見通しとなっている。

 利益の伸びがここで抑えられるとすれば、EPS約1万円に対して、同業他社のPER25倍前後を適用すると、株価水準は25万円となる。175千円で予定されている公募価格には一定の割安感がある。

事業概要
葬儀会館の運営等
 当社は、葬儀請負を中心とした葬祭事業と、これまでのノウハウを生かした葬儀会館運営のフランチャイズ事業を行っている。

 葬祭事業では、主に名古屋市内と名古屋近郊を営業範囲として、個人顧客を中心に直営19の葬儀会館、自宅・寺院・公民館等を会場とした葬儀の施行全般を請け負っている。また、葬儀終了後のアフターフォローとして、忌明け法要や年忌法要の請負、墓石の販売を行っている。

 フランチャイズ事業では、一般企業などを対象に、新規事業進出や遊休地の有効活用の観点から、市場調査や会館企画、従業員教育、経営指導までトータルサポートを行う葬儀会館運営のフランチャイズ事業を行っている。

収支の状況
会館数の増加に比例して、売上高は増加傾向
 05.9期は、新規2会館の開業や人形供養祭・葬祭見学会などのイベントを通じて認知度の向上に努め、葬儀施行件数が増加したことで、葬祭事業の売上高は順調に推移した。フランチャイズ事業は、05.9期より新規に立ち上げを開始した。

収支全体として、過年度の実績では会館数の増加に比例して、売上高・利益ともに増加傾向にある。ただし、06.9期会社予想では、引き続き増収が見込まれている一方で、減益計画となっている。詳細の説明は付されておらず、減益の理由や07.9期以降も継続する減益なのかは不明。

 葬儀マーケットについては、 数量面では死亡者数で規定されるが、全体の数値としては人口問題研究所からは増加傾向の予測が発表されているが、実際にはこの将来予測を下回って推移している模様である。

また、葬儀単価については、公正取引委員会の調査報告によると、下落傾向にあるとのこと。この背景には、少子化・核家族化が新光したことで、近親者のみによる家族葬の増加や、観衆や形式にとらわれないお別れの場として葬儀自体の個性化が進んだことなどが、あげられる。

 当社が葬儀会館を出店する際には、基本的に土地建物の賃借=20年間の定期借地を行っているが、一部については自社保有となっている。減損会計は06.9期から導入を予定しており、減損損失が06.9期に計上される可能性がある。

株式の状況
ストックオプションの希薄化効果は1割、ロックアップ対象も約1割
 発行済み株式数は8,400株、上場にあたっての公募が2,000株予定されている(売り出しの予定は無い)。ストックオプションの未行使残高が下記のように1,000株あり、上場後一年以内に行使可能となる。以上から、上場時点の想定発行済み株式数は、11,400株とした。

【表1 ストックオプションの未行使残高の状況】
総会決議 対象株数 行使価格   行使期間
04年12月  1,000株  5万円   07年1月〜14年9月

 目論見書での想定発行価格は175千円で、この価格に基づく公募による当社手取り概算額は約330百万円とされている。資金使途は、全額を借入金の返済に充当する予定。当社の株主資本比率は極端に低いため、妥当な資金使途といえる。

 ベンチャーキャピタルを中心とした主要株主には6ヶ月間のロックアップが付されている。ロックアップ対象の株式数は1,326株だが、ロックアップ対象となっていないベンチャーキャピタルの保有株が株主名簿上では437株ある。

情報開示の状況
開示はまだ
 06年5月1日時点で、当社ウエブサイトには投資家向け情報開示のページは開設されていない。


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