3797ファンダンゴIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ファンダンゴ(3797 ヘラクレス)

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セクター:情報・通信業
ダウンタウンとゴリエとお笑いブームが業績を牽引
 今期想定EPSを100円とすると想定公募価格のPERは約45倍と、公募価格自体は高めの設定になっている。しかし、当社の場合はお笑いブームを背景とした今期・来期の成長が見込めるほか、エンターテイメント関連の銘柄としての注目度も高く、公募価格設定はむしろ妥当なところだろう。

 当銘柄が人気化することは必至と考えられ、初値の段階ではPER100倍程度の1万円付近に到達する可能性は十分あると見込む。ただし、現状の収益源は端的にはダウンタウンとゴリエであり、こうした主力コンテンツの需要に陰りが出てきた場合の業績低下リスクは、長期的には存在する。

事業概要
エンターテイメント・コンテンツの企画、制作、配信、販売
 当社は、吉本興業の子会社として設立された後、04年12月に香港の音楽コンテンツ制作企業であるロジャム・エンターテイメント・ホールディングスを買収して連結子会社としている。05年11月時点の吉本興業の当社に対する出資比率は63.5%で、当社グループは、吉本興業の所属タレントとエンターテイメント企業としてのノウハウを活用し、更にロジャムグループが制作してきた音楽・映像コンテンツを利用して、エンターテイメント・コンテンツを企画、制作、配信、販売している。

 主な事業は、当社グループが開発コストを負担して二次利用も含む著作権が保有できる自社コンテンツを企画・制作・販売する「コンテンツ開発事業」であり、これを補完する事業として、クライアントの依頼に応じてコンテンツを受託制作する「受託制作事業」、中国上海で展開しているディスコ事業等の「その他の事業」がある。

 主な配信コンテンツには、スカイパーフェクTV!での有料放送「ファンダンゴTV」がある。

収支の状況
ダウンタウンとゴリエが貢献、お笑いブームも追い風か
 05.3期には、CD販売では「チキンライス」(浜田雅功、槙原敬之)、「Mickey」(ゴリエ)が35万枚以上を販売(決算ベースでは10万枚)、DVDでは「ガキの使いやあらへんで!」(ダウンタウン)シリーズが80万枚以上を販売(決算ベース53万枚)したほか、お笑いブームを背景にお笑いDVD作品の販売が好調であった。携帯電話端末によるコンテンツ配信サービスでは、3キャリア・21公式サイトで行っており、05年3月末の会員数は約20万人となった。

 05.9中間期でも引き続き「ガキの使いやあらへんで!」(ダウンタウン)シリーズが46万枚を販売、CD販売では「Pecori Night」(ゴリエ)等が好調なセールスを記録した。携帯コンテンツ配信では、公式サイト数は05年9月末で23サイトに増加し、会員数は約23万人となっている。

 セグメント別の利益状況は表1の通りで、主力事業であるコンテンツ開発は売上高も順調に増加している上に、利益率も安定している。他の2セグメントは05.9中間期に利益率が大幅に改善されている。結局、事業成長のドライバーは現状ではダウンタウンとゴリエに依存していることになる。これらのタレントでのコンテンツの人気がいつまで継続するかが問題となるが、仮にダウンタウン関連コンテンツに陰りが出たとしても、昨今のお笑いブームが追い風になる可能性もある。当面は、業績の低下を心配する必要は無いだろう。

 香港ロジャム社を買収した際に、その子会社の超過収益力を認識したことで、当社連結決算では1,060百万円の連結調整勘定を計上し、05.3期から10年間で償却を行っている。

株式の状況
ストックオプション等の希薄化要素は無い
 当社は04年12月に1:100の株式分割を実施し、05年9月時点の発行済み株式数は5,570,497株となっている。上場にあたっての公募が700,000株予定されている。オーバーアロットメントは上限100,000株で予定されており、この分は主幹事証券会社を割当先とする第三者割当増資となる可能性がある。ストックオプション等の希薄化要素は無い。以上から、上場時点の想定発行済み株式数は、6,370,497株とした。

 目論見書での想定公募価格は4,450円とされており、この価格に基づく公募による当社手取り概算額は3,065百万円となる。第三者割り当て増資の手取り額は最大445百万円と想定されており、これと合算した資金使途は、コンテンツ開発事業の拡大に伴う新規コンテンツの開発費用等に充当する予定。

 ベンチャーキャピタルの保有株式は株主名簿上では795,399株だが、このほか新生銀行が大株主として20,000株保有しており、新生銀行も長期保有しないと考えれば、実質的には約815千株となる。

 直近の第三者割当増資は、05年4月に吉本興業等を割当先として実施されており、この時の割当価格は500円。

情報開示の状況
平均的な開示水準
 当社ウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。現在掲載されているコンテンツは、マネジメント・メッセージと財務ハイライトだけとなっている。財務ハイライトの掲載については評価できるが、上場関連のニュースリリースと上場関連資料の掲載が望まれる。


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