2478エムケーキャピタルマネージメントIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
IPO初値分析・株式投資〜Hephaistos Investment Research
| IPO初値分析・株式投資   | What's New   | LINKs   | SITE MAP   | IPO株日記  |

エムケーキャピタルマネージメント(2478 マザーズ)

HTML版では表・データを掲載していません。データの確認にはPDF版をご覧ください。>> 2478エムケーキャピタルマネージメント
セクター:サービス業
市況さえ回復すれば、人気化は確実か
 業績の伸びが高く、人気業態でもあることから、市況さえ問題なければ高い初値が付くだろう。最近上場した類似銘柄では、フィンテック・グローバル、シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ辺りが参考となる。

 瞬間値としては想定公募価格約40万円に対して、3倍程度の100万円超えの可能性もあると考えられるが、最終的には、今期予想EPS約15千円に対して、PER30〜40倍程度の50〜60万円が安全を考慮した落ち着き所と想定する。

事業概要
アセットマネジメント事業等
 当社は不動産投資に精通した法人投資家等に不動産の購入提案を行い、投資家の資金による投資のストラクチャーをアレンジし、投資を目的として設立される特別目的会社(SPC)から不動産の運用・管理を受託して手数料を収受する不動産のアセットマネジメント事業を主たる事業としている。事業においては、預かり資産残高の積上げを第一目的とせずに、プライベート・ファンドやREITに対するプロダクト・サプライヤーとなることに注力している。

 アセットマネジメント事業では、投資家にオフィスビル、マンション、ホテル等の既存の収益物件の購入提案を行った上で、投資家からの匿名組合出資を受けたSPCが物件を取得する。この時に当社はSPCからアセットマネジメント事業を受託する。受託後は、不動産のテナント管理・物件管理を受託した会社と協働して資産価値を高めて、価値が増大した時点で市場売却を行う。

 物件の取得に関しては、取得競争の厳しい大型ビルを避けて、東京都内を中心に、名古屋・大阪等の大都市に位置する比較的競合の少ない10〜30億円程度の中小規模のオフィスビル・マンション・商業ビル、何らかの理由で市場価値から毀損している資産(=ディストレスト・アセット)の購入に重点を置いている。

 不動産自己投資事業は、投資家との共同事業になじまない5億円以下の小型物件や、時間をかけて権利関係を整理しなければならない物件等を、当社資産として取得する。取得後は、アセットマネジメント事業と同様に資産価値を高め、本来の市場価値に引き上げた時点で売却する事業で、主要事業であるアセットマネジメント事業を補完する事業として位置付けられている。

 以上の他、フィナンシャル・アドバイザリー事業と不動産仲介事業を行っている。

収支の状況
不動産関連の好況を背景に、業績は驚異的な伸び率
 不動産の価値向上事業は、全般に市況が好調に推移しており、当社の場合も、年々業績は大きく伸びている。ただ、保有不動産の量・質、今後の仕入れの見込み等、目論見書からは判断できない要素が多く、会社発表の業績予想を参考にせざるを得ない状況にある。

 05.8期実績では、不動産自己投資事業の対前期伸び率が高いが、これはたまたま販売物件が発生した要因もあり、特に注意する必要はないだろう。本業であるアセットマネジメント事業の伸び率に注目すれば良いと思われる。

 当社の株主資本比率は10〜20%と低い状態になっているが、これはアセットマネジメント事業の取引先らの投資回収資金を預かり金として計上していることによる。預かり金を調整した場合の株主資本比率は、50%程度まで回復する。

 構造計算書の問題に関係する受託物件、保有物件は無く、過去に保有していた保有物件について、当社が売却先に対して瑕疵担保責任を負担している物件は無いとのこと。

株式の状況
上場直後の需給には問題ないが、半年後の需給緩和は必至か
 当社は03年9月に1:2、05年8月に1:30の株式分割を実施し、05年8月時点の発行済み株式数は39,600株となっている。上場にあたっての公募が7,000株、売出が3,400株、オーバーアロットメントによる売出が1,500株(売出元は共に会社関係者)予定されている。ストックオプションの未行使残高は11,688株あるが、このうち向こう1年以内に行使可能となる6,900株についてのみ洗剤株式として認識する。以上から、上場時点の想定発行済み株式数は、53,500株とした。

【表2 ストックオプションの未行使残高の状況】
総会決議 対象株数 行使価格   行使期間
04年8月   6,900株  5,000円  06年9月〜09年8月
05年5月   3,600株 18,000円  07年6月〜10年5月
05年11月   960株 130,000円  07年12月〜09年11月
同上      228株    同上   同上
合計    11,688株

 ストックオプションは上場後半年間は行使できないが、順次行使可能となった以後の既存株式に対する希薄化効果は20%を超える高いものとなる。

 目論見書での想定発行価格は37万円で、この価格に基づく公募による当社手取り概算額は2,560百万円とされている。資金使途は、1,890百万円をアセットマネジメント事業と不動産自己投資事業に関する投融資資金に、580百万円を借入金返済の資金に、残額を運転資金に充当する予定。

 主要株主には180日間のロックアップがかけられている。ロックアップの対象となる株数は全体で36,510株だが、ここから売り出し・オーバーアロットメントにかかるものを除いた実質的なロックアップ分は、31,610株となる。このうち、ベンチャーキャピタルの保有分が1,650株存在する。

 結局、上場直後にはストックオプションは行使できず、大半の既存株主にはロックアップがかかっている状態ではあるが、半年を経過した2006年9月段階では、ストックオプションの一部が行使可能となり、更にロックアップ期間が満了するために、需給は相当程度に緩むことが想定される。

情報開示の状況
一応の開示姿勢はあり
 当社ウエブサイトには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。現在掲載されているコンテンツは、上場関連の資料程度となっている。いずれ、開示内容は充実するとは思われるが、見たい情報に辿り着くまでのサイト・ナビゲートには、やや難がある。


IPOを申し込む時に便利な銀行・証券会社はどこか?管理人が解説します > 「どの証券会社・銀行がいいか、迷ったら」

| 2006年IPOレポート一覧(既上場)  | IPO初値分析・株式投資  |
本資料における個別銘柄に関する注意事項
 EPS・BPS・株主資本比率の計算の元となる、純資産・総資産・株主資本は、各決算期末時点の会社公表数値を用いている。発行済株式数は、自己保有株を含まない。また、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
 一株当りの配当は、株式分割・公募増資・自己株買い入れ等を必要に応じて過年度を含めて修正している場合がある。
その他の重要な注意事項
本資料は、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものであり、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資対象となる有価証券の価値や投資から得られる収入は、証券価格の変動のほか、発行体の経営・財務状況の変化、金利や為替相場の変動やその他の要因によって変化する可能性があり、投資額を下回る場合があります。また過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
本資料は、当サイトが信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されたものですが、その情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、本資料に記された意見や予測等は、資料作成時点での当サイトの判断であり、今後予告なしに変更されることがあります。本資料の著作権は当サイトに帰属し、その目的のいかんを問わず無断で本資料を複写・複製・配布することを禁じます。
SEO [PR]  カード比較 冷え対策 株価 動画無料 ライブチャット 小説 SEO