3358ワイエスフードIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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ワイエスフード(3358 JASDAQ)IPO

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セクター:小売業
収益力・成長性は申し分ないが、資産毀損リスクが不透明
 収益の大半を占めるラーメン店事業については、直営店・フランチャイズ共に順調に出店を伸ばしている。他の主要外食産業と比較しても、その収益力は遜色の無い水準となっており、今後も安定的な収益が見込める。但し、これまでも役員退職慰労金引当関連や固定資産除却損等の項目での一時的な費用計上を実施している経緯がある一方で、会社の現在の情報開示水準では、今後にこうした資産毀損型の特殊費用がどの程度残っているのか、判断出来ない状態にある。資産毀損リスクがどの程度あるのか不透明な点が最大のリスクと言える。

 こうした特殊費用計上が無ければ、現状の一株当り利益約25,000円と、同業他社PER水準20〜25倍を適用して、適正株価は50〜60万円と考える。

事業概要
九州を地盤としたラーメン店チェーンを展開
 当社グループは、ラーメン店の経営及びラーメン店のFCチェーン本部の運営と、飲食店用の厨房設備の販売等を行っている。ラーメン店は、「筑豊ラーメン山小屋」「ばさらか」の2つの店舗名で展開しており、04年11月末時点での直営店は53店舗、FC加盟店は89店舗となっている。当社に対してすりごまを納入している大幸食品鰍買収し、05年3月期決算から連結子会社としている(取得価格は約250百万円)が、大幸食品の規模は連結収支に影響するほどのものではない模様。

収支の状況
既上場外食チェーンと比較して遜色ない収益性
 売上高は直営・フランチャイズともに店舗拡大を継続していることから、増加を続けている。一店当りの生産額でみた場合、04年3月期では直営で約1,150万円、FCで約820万円となっており、05年3月期上期実績でも、ほぼ同水準となっている。(表1)既存店舗の売上げ状況については、現在のところ問題は無いと言える。04年3月期の新規出店数は直営8・FC21と、FCに偏っていたが、05年3月期上期は逆に直営10・FC7と直営出店が目立つ。更に11月末時点では累計で直営53・FC89店となっており、9月末以降の2ヶ月で、直営店が3店増加している模様。

 収益力に関しては、外食チェーン系他社と売上高営業利益率を比較したところ、サンマルクほどの高い収益力ではないが、カッパクリエイトやハークスレイとほぼ同水準であり、十分な収益性を持っていることが確認できた。(表2)全体して、現在のところ、売上げは順調に推移しており、販売面についてはとりたてて問題点が見当たらない。

財務状況〜健全な財務内容
 「流動資産−流動負債」が04年3月末時点でプラス250百万円ほどあり、手元流動性が高かったのが、同年9月末には、同値はプラス50百万円まで減少している。(表3)大幸食品の取得による影響と考えられるため、特段に注意する必要は無いと考えられる。この点以外には、目立った特徴は無かった。株主資本比率は約36%あり、財務の健全性には開示情報の範囲内では問題は無い。ただし、減損会計の適用によってどの程度の評価損が発生するかは不明である。

株式の状況
ストックオプション〜現時点では希薄化効果は考慮不要
 大きなシェアを保有しているベンチャーキャピタルはない。ストックオプションの未行使残高が160株あるが、希薄化効果は、(6,746+160)/6,746-1=2.4%であり、特に注意する必要は無いであろう。

情報開示の状況
まだ不十分であり、特殊要因による減益可能性もありうる
 当社のWEBサイト内にはIRのページが立ち上げられているが、内容は過去の業績動向の推移を記載した資料だけであり、現在のところ十分な開示水準とは言えない。この状態では、今後の業績動向の予想や発生しうるリスクについて、投資家サイドで把握することは困難である。

 特に、過年度では、役員退職慰労金引当関連や固定資産除却損等で多額の特別損失を計上しているが、今後こうした特殊要因が発生する可能性がどの程度あるのか、公開資料だけでは判別出来ない。特別利益側でも、不動産収用益や保険積立金解約益などの、経緯が一見わかりにくい項目が計上されており、財務内容についての不透明感が残る。減損会計の適用についても同様である。会社に対しては、一層の情報開示の改善を期待したい。


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