2451メディアクリエイトIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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メディアクリエイト(2451 マザーズ)IPO

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セクター:サービス業
ネットカフェ事業は順調だが、カラオケ事業の整理が今後の課題
 カラオケ事業が足を引っ張っている側面はあるが、ネットカフェ事業は新規出店による店舗数の増加に伴って順調に増加している。06.5期にも、売上高で対前期+10%、当期利益で+20%程度の増収増益は可能とみる。

 足元05.5期のEPS約20円に、翌期の利益伸び率を20%として乗じ、業態はやや異なるものの、当社提携先となっているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756)の実績PER約35倍を考慮すると、当社の想定株価は、約850円となる。
 需給面ではネガティブ要素が特に見つからないので、地合等が良ければ、初値は更に上を目指すと考えられる。

事業概要
ネットカフェ・カラオケ事業を直営・フランチャイズで展開
 当社は、マルチメディア・ネットカフェ、カラオケを事業の柱として展開している。

 マルチメディア・ネットカフェ事業は、「ゆう遊空間」の店舗名で、直営店舗は静岡・神奈川を中心に東京・愛知等に展開しており、05年5月末時点での店舗数は29店舗となっている。フランチャイズ形式では本州全域に出店している。

 カラオケ事業は、カラオケ「メガトン」・「WAO CUBE」の店舗名で、静岡・神奈川両県を中心に店舗展開している。
 また、その他の事業として、京都の自社ビル「WAO CUBE京都」にて、音楽・映像ソフトのレンタル・販売の「TSUTAYA」とカフェの外食店、各々1店舗を展開している。

収支の状況
マルチメディア・カフェ事業は利益率も高く、順調
 事業別の店舗数の推移を表1に示しているが、基本的には店舗数の増加に歩調を合わせて売上高は増加している(表2)。一方、同じく表2で粗利益率をみてみると、売上高規模では、直営ネットカフェ事業に次いで売上高の大きいカラオケ事業での粗利益率が極端に低い状況となっている。

 会社全体で売上高営業利益率をみた場合にも、足元の05.5期で約5%程度しかなく、カラオケ事業が全体の収益性の足を引っ張っている状況にある。カラオケ業界は、既に飽和し、ピークアウトした業態であり、当社の場合も、この事業分野をどう整理していくかが今後の課題となっている。

 当社は、株主資本比率が増資実施後の05.5期末でも20%強と極端に低い。借入金によって資金調達し、これを店舗設備に充当する方式でこれまで拡大してきており、05.5期末の有利子負債残高は約11億円強の水準となっている。この分、支払利息の負担が大きいわけだが、結果的には営業外収益の計上等によって、営業外収支はほぼネットでゼロ水準に収まっている。

株式の状況
ストックオプション等の希薄化要素は無い
 当社は04年1月に1:1,300の株式分割を実施し、05年5月末時点での発行済み株式数は、4,153,700株となっている。今回の上場にあたっての公募が1,00,000株あることから、上場時点での想定発行済み株式数は、5,153,700株とした。ストックオプション等の株式希薄化要素は無い。

 なお、05年3月に実施した第三者割当増資は1株当り230円で実施されている。
 公募による当社の手取り概算額は約540百万円(株価620円をベース)と想定されており、この資金は全額をマルチメディア・ネットカフェ事業の新規出店投資に充当する予定となっている。

情報開示の状況
開示しているPDFにはページ飛びがあるのでは
 当社のHPには、投資家向け情報開示のページが既に設置されている。内容は有価証券報告書程度しか閲覧出来ないが、ハコが作られている点からは、今後も一定水準の情報開示は期待できる。 

ただし、当方のPC側の問題かもしれないが、7月7日時点で当社サイトに掲載されている有価証券報告書のPDFには、ページが飛んでいる箇所が何箇所もあった。原因が会社側でのチェック漏れであれば、今後の情報開示にはやや不安が残る。


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