2430デジタルスケープIPO=新規公開株式の上場目論見書に基づいた、銘柄・企業分析、初値予想・適正株価水準の想定
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デジタルスケープ(2430 ヘラクレス)IPO

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セクター:サービス業
市場の成長性は高いが、比例費ウエイトが大。売上成長率並みの利益成長率か。
 IT分野に特化した人材派遣・コンサルティング事業を行っている。市場規模の拡大が見込まれる市場であることから、売上高は06.3月期以降の向こう2期分の成長率として+100%程度は見込むことが可能と考える。

 一方で、比例的コストの費用に占めるウエイトが大きいことから、利益率についても、売上高の成長率程度と想定し、妥当なPERはベース20倍に成長率を2倍として、40倍程度が妥当と考える。今期の会社予想一株当り利益が11,000円なので、40〜45万円付近を適正株価と予想する。

事業概要
WEB・ゲームを中心としたIT関連人材派遣・コンサルティングビジネス
 当社は、デジタルクリエーター養成スクールの運営会社であるデジタルハリウッド鰍ェ養成したデジタルクリエイターを市場に供給することを目的に設立された。デジタルクリエーターとITエンジニアに特化した人材コンサルティング事業を行っている。

 特に、インターネット・コンピュータグラフィック(CG)・ゲーム・放送・映像等の業界に対して、人材派遣・請負サービス・人材紹介サービス・コンテンツ制作サービス・トレーニングサービスを提供している。当社では、単なる「人材派遣」ではなく、デジタルコンテンツ制作に係る高度な技術者を、顧客が意図するコンテンツの内容・制作現場の状況を把握し、最適な制作環境を提案する「人材コンサルティング事業」としている。

 事業セグメントの内訳は、以下の表の通りで、インターネットコンテンツの企画・制作が売上高の約半分を占め、次いでゲームの企画・制作が約3割を占める。(表1)

収支の状況
売上高は年率20%成長だが、利益の伸びもほぼ同等
 売上高は、04.3月期実績の対前期比と05.3会社予想の対前期実績比は共に約20%の増加となっており、事業自体は順調に拡大している。ただし、売上の増加率とほぼ比例する形で経常費用も増加している。コストに占める比例費部分が大きいと言え、売上増分が粗利益増加に繋がっていない。(表2)

 また、03.3月期と04.3月期には、固定資産除却損や前渡金償却等の費目で、各期31百万円と49百万円をそれぞれ特別損失に計上しているため、みかけの当期利益が小さくなっている。

 WEB・ゲーム等の市場規模自体は、当社目論見書では「年率15.6%の平均成長率で、02.2月期に市場規模13兆円だったものが、08.3月期には28兆円まで成長すると予想」しており、不確定要素はあるものの市場自体が伸びる可能性を持っていることについては、異論はない。

株式の状況
ストックオプションによる希薄化効果あり
 01年12月に1:2の株式分割を実施している他、下表の通りストックオプションの未行使残が478株ある。ストックオプションの行使価格が低いことから、行使可能時期になれば、即行使されることが予想され、これによる希薄化効果は5.3%となっている。(表3) また、筆頭株主であるマスダアンドパートナーズは、4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ且ミ長である増田宗昭氏の財産保全会社である。


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